近江八幡市について

近江八幡市とは

 近江八幡市は、滋賀県のほぼ中央に位置し、琵琶湖で最大の島である沖島を有しています。  ラムサール条約の登録湿地である西の湖は、琵琶湖で一番大きい内湖であり、ヨシの群生地である水郷地帯は琵琶湖八景の一つに数えられています。 古くから農業を中心に栄えてきましたが、中世以降は陸上と湖上の交通の要衝という地の利を得て、多くの城が築かれました。 また、織田信長の改革精神により開かれた楽市楽座は、豊臣秀次の自由商業都市の思想に引き継がれ、さらに近江商人の基礎を築きました。
 このような歴史的背景から、各時代を代表する歴史的遺産が点在するとともに、風情が薫る景観は、今日も各所で受け継がれています。

【面積と広ぼう】
・総面積:177.45km2(うち琵琶湖76.03km2)
・広ぼう:東西17.0km、南北20.8km

近江八幡市の見所

近江商人の歴史を感じる「町並み」

写真

近江八幡の町並みは、豊臣秀次公が八幡山に城を築いたことに始まります。秀次公の楽市楽座等による商工業の発展政策は、その後の近江商人の活躍の原動力となりました。今なお碁盤目状の整然とした町並みは旧市街地に残された八幡堀に面した土蔵群は往時の繁栄を偲ばせます。平成3年には国の重要伝統建造物群保存地区に指定されました。

織田信長公の居城「安土城」

写真
VRにより復元された安土城図

戦国時代、織田信長公が1576年丹波長秀に命じ、約3年の歳月をかけて完成したのが安土城です。天守からは家臣であった明智光秀の坂本城や豊臣秀吉の長浜城が見渡せたと言われています。また、京都まで移動するための効率を考えてこの地を選んだとも言われています。現在は石垣のみが残っており、特別史跡にも指定されています。

近江商人のシンボル「八幡堀」

写真

堀を琵琶湖と繋ぎ、湖上を往来する船を城下内に寄港させることで、人・物・情報を集め城下を活気づけました。昭和50年頃からの市民による清掃・保存活動を経て、趣のある風景は多くの観光客が訪れるようになり、また、時代劇などのロケ地として活躍しています。

全国初の重要文化的景観「水郷」

写真

西の湖を中心とした水郷地帯は、「春色 安土八幡の水郷」として琵琶湖八景のひとつに数えられ、春夏秋冬の情緒を五感で味わうことができ、都会の喧騒を忘れてのんびりとしたひとときを過ごせると、多くの人に喜ばれています。